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好きなことを好きなだけ

常滑を歩く

がっちゃんです。

 

先日、家族で常滑市に行ってきました。

常滑と言えば、ここ数年コストコやめんたいパークができたりと、色々と話題のスポットです。しかし、実際に常滑駅周辺を散策するのは初めてで、近年の自分の知っている常滑の街とガラッと印象が変わる旅でした。

 

とこなめ招き猫通り

名鉄常滑駅から大通りを山側に歩いて行くと見えてくる最初のスポットが「とこなめ招き猫通り」でした。

コンクリートに寝そべるように招き猫たちが出迎えてくれました。

招き猫といえば商売繁盛のイメージが強いですが、この猫たちは健康、長寿、安産、禁酒、ボケ防止など、さまざまな願いが込められています。それぞれにあった猫たちの表情や色合いが楽しめる街道でした。

 

お気に入りの猫を見つけるもよし、今叶えたい願いに沿った猫を見つけるもよし、それぞれの違いを見比べて楽しむもよし…いろんな楽しみ方があります。

焼き物の散策道までは坂道でしたが、可愛い猫たちの道案内にとても癒されました。

 

とこにゃん

招き猫通りを過ぎ、常滑陶磁器会館から散歩道Aコースを歩くと、最初の見どころのとこにゃんがいました。

とこにゃんの前には小さな猫の焼き物が2体ありました。常滑駅からでもとこにゃんは見ることができますが、近くまで歩いて行くことでまた見える景色もかわる。そんなことを感じさせる情景でした。

 

散歩道コースA

とこにゃんから「やきもの散歩道」を歩きます。細く住宅の隙間を抜けて歩くような道は、壁が焼酎瓶や土管などで飾られていました。

大きな土管を軸に、細かい茶碗やレンガなどさまざまな焼き物を柄のようにあしらっており、どこをとっても違って見えてすごく面白い。

住宅の間を通る細い道を歩くので、まるで自分が猫になったような気分で、気がついたら私も子どももカントリーロードを口ずさんでいました。

土管坂の途中にある「土管坂休憩所」がありました。トイレ休憩や絵付体験などができる場所ですが、ここのトイレが面白かった〜!

蔵の中にトイレを作っており(トイレなので写真はないですが…)、入り口かすごく重厚。1階がトイレ(男女別)になっており、女性用からは2階のパウダールームにつながっていました。元々は蔵だったので独特の静けさはありつつも、内装が明るく清潔感があるので、居心地の良いトイレでした。

 

登り窯

常滑焼は日本六古窯の1つです。常滑が古くから常滑焼として有名だったのは、粘土質に恵まれ、海沿いで流通も便利な土地の理があったからでしょう。

常滑焼といえば赤茶色の急須が有名ですが、実際に街を歩くと目につくのは大型の焼き物が多かったです。海路での運搬があったからこそ、重たくて嵩張る焼き物も、常滑なら流通に乗せることができた、ということでしょうか。

 

そんな常滑焼を戦後まで支えてきたと言われる登り窯も見ることができました。

 

坂道の傾斜を生かし、下側で焼いた熱を利用して効率よくたくさんの陶器を焼くことができるというもの。

レンガの登り窯を見るのは今回が初めてでした。登り窯といえば、芋虫のような丸い筒状の釜が上へ上へとつながったイメージだったので、私にとってはまた新たな発見です。

 

散歩道からは煙突が何本も見ることができました。ちょうどこの写真に写っている四角いものですね。

多くの煙突が今では使われていないのか、植物が生えているものもありました。それがまたラピュタのようで神秘的…。

 

こんな感じで、子ども達と散歩道Aコースをじっくり満喫しながら歩き約2時間で1万歩。

歴史的な観光地は歩いて近くで見るからこそ感じるものがあると思っています。今回はそんな旅を自分なりに子どもと一緒に体感できたようで、とても満足しています。

 

\私たちは今回、こちらのAコースで散策しました/

www.tokoname-kankou.net