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滋賀県立美術館「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」に行ってきました。

がっちゃんです。

 

知人に勧められて、滋賀県立美術館の「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」を見てきました。写真の展示会に行くのは初めてでしたが、切り絵などもあり、ゆっくりと楽しむことができました。

いざ、滋賀県立美術館へ

電車とバスに揺られ美術館へ。近くには図書館や高校、大学などもあるようで、すごくのどかで、多くの人の学びの場の場所でした。

 

「緑あふれる」なんてよく言いますが、まさにそんな感じ。

 

展示会へ

今回は初めての写真展。どんな感じなのかワクワクしていきました。写真撮影はOKのようで、色々と撮影しましたが、ここでは割愛いたします。

写真を見たい方は是非こちらにて。

>>「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」 - 滋賀県立美術館

パネルの説明書きに、ほとんど思惑のような語りがなく、ただそこにある事実のみが記録されているんです。それがまた考えさせられる。自分ならどう捉えるのか、何を感じるのか?そしてそれをどう繋げていくのか…。

 

細かい仕掛けに感動

写真ももちろんですが、各ブースごとの紹介が面白い展示でした。

凸凹感の強い壁紙に光を反射する文字が1文字ずつ貼り付けられていました。この仕掛けのおかげで、ゆらゆらと水面のように反射するんですよ、文字が。

そう、さらにこのお方、切り絵もされているそうで、館内では同時に切り絵の展示もされていました。だから文字の切り貼りなのか、とか考えたり。

展示ひとつとってもプロの仕事だなと感動しました。



写真を見ていて思うのは、この方には水の粒子のようなものが見え、またその匂いを感じているのかな?と。古くから「第六感が働く」なんて聞きますが、そういった何かしら敏感に感じることができる感覚が研ぎ澄まされている人、なのかなとも感じました。

だからかな、なんかよくわからないけど、写真と目が合うような感覚でした。被写体のなかに生き物がいなくても、またいたとしてこっちは見ていないのに、ピタッと目が合う気がする。そんな写真に感動しました。

 

うーん…しいて言えば、2004年以降の写真の展示がないのはなぜなんだろう。そんなこともふと思いました。

 

「展示」以外のものにももっと目を向けてみたい

今回の展示会は圧巻でした。写真の展示ってすごい。「わっ」とつい体が寄せられる感じがあって楽しかったです。

でも、ショーケースや額物に飾られたものだけが作品として脚光を浴びて、私もついそればかりに目がいってしまうんですよね。だからこそ、日常の中にも人が手がけた作品はもっとあって、今後はそういったことにも気がついていけるといいな〜と思いました。

 

とは言いつつも、滋賀県立美術館で次に開催される「みかたの多い美術展」という展示会も娘と言ってみたいなと思っているところです。

>>“みかた”の多い美術館展 さわる知る 読む聞くあそぶ はなしあう 「うーん」と悩む 自分でつくる! - 滋賀県立美術館